片流れ屋根のメリット・デメリットとは?外観のポイントについてもご紹介します!
注文住宅の中でも片流れ屋根の家は一際目を引くものがありますよね。
片流れ屋根はシンプルながらもインパクトのある外観を実現させます。
そこで、今回は片流れ屋根のメリットとデメリット、片流れ屋根をデザインするときのポイントについてご紹介します。
□片流れ屋根のメリット・デメリット
片流れ屋根とは、一方向に傾斜が作られている屋根のことを言います。
スタイリッシュな外観との相性が良い特徴があります。
*片流れ屋根のメリット
1.太陽光発電に適している
通常の切妻屋根と比べて片流れ屋根は太陽光発電のパネルを広い範囲に設置できます。
太陽光パネルを多く設置できれば、発電量も十分に確保可能です。
さらに、南向きの片流れ屋根にすれば、日当たりが良いので効率良く発電できます。
2.開放感がある
片流れ屋根は傾斜を付けられるので、天井を高くできます。
高い天井を利用して吹き抜けを作れば、平屋であっても開放感のある部屋になります。
また、部屋の高い位置に窓を設置できるので、部屋全体が明るく、風通しも良いです。
3.ロフトを作れる
片流れ屋根は天井が高くなるので、そのスペースを使ってロフトを作ることも可能です。
収納スペースや子ども部屋、書斎としても使える空間なので、生活スタイルによって使い分けられるメリットがあります。
ロフトは屋根に近く、外気の影響を受けやすいので、断熱材や空調設備は万全にしておきましょう。
4.費用を削減できる
切妻屋根と比べると、片流れ屋根には屋根の接合部分が存在せず、片方だけに雨樋を設置すればいいので工事の費用を削減できます。
さらに、メンテナンスやリフォームの時にかかる費用も片流れ屋根の方が抑えられる傾向があります。
*片流れ屋根のデメリット
1.雨漏りしやすい
片流れ屋根は片方に雨樋がないので、雨がそのまま外壁を伝って流れ落ちてきます。
そのため、屋根と壁の間から雨水が入り込みやすくなってしまうのです。
雨漏り対策としては、防水性と透湿性の高い屋根の防水シートを屋根の先に巻き込むようにすると、湿気と雨漏りから家を守れます。
2.雨樋と外壁の劣化が進行しやすい
片流れ屋根の場合、雨樋が一つしかないため、その雨樋に過度な負荷がかかってしまいます。
そして、雨樋のない部分は外壁に雨が接しやすいので壁の劣化が進みます。
雨水による外壁のダメージは屋根の軒を大きくすることで軽減できます。
また、雨樋は定期的にメンテナンスをするようにしましょう。
□外観のポイントとは?
片流れ屋根は外観に大きなインパクトを作れますが、かえって外観のバランスを取ることが難しいです。
片側だけ壁が広いと間延びした印象を与えてしまうこともあります。
そこで、窓をバランスよく配置することで外観にまとまりがでます。
また、幅の広い家の場合は野暮ったい印象になることもありますが、家の重心を低くすることでバランスの良い見た目にできます。
□まとめ
片流れ屋根は太陽光発電に適していて、開放感のある部屋づくりに最適です。
雨漏りしやすいデメリットもありますが、防水シートの設置方法を工夫することで湿気の少ない家にできます。
片流れ屋根は外観のバランスを取ることが難しいので、窓の配置を工夫することをおすすめします。
片流れ屋根の自然素材でできた家を検討中の方は、ぜひ当社までご連絡ください。