ソウファ【SOUFA】
皆様にぜひ紹介したい商品が見つかりました。
それはソウファ【SOUFA】という様々なものが燃えなくなる木材防蟻防腐剤です。
建築基準法では、構造上主要な軸組の内地盤から1m以下の部分は防腐防蟻のための有効な措置が必要と記載があり、現在95%以上の住宅会社が農薬系合成殺虫剤を基礎構造部分にまき散らしています。
さらにこれは揮発性があり、人体への影響が懸念されており、EU主要国では使用が禁止されている農薬です。高気密住宅ではこれらの農薬が住宅内を循環することになります。
以下ソウファホームページより抜粋
*以前の使用薬剤は...有機塩素系農薬⇒有機リン系農薬でヒ素系健康被害が報告されたことから現在使用禁止になっています。
現在の使用薬剤...ネオニコチノイド系、合成ピレスロイド系が主流です。2013年5月にEU主要国がネオニコチノイド系農薬が2年間の使用禁止とされました。日本ではいまだ主流で使用され代替品の研究が行われていますが農薬の合成殺虫剤に変わりはなく」、さらに5年で効果が消滅し床下は白アリにとっての格好のえさ場となっています。
そこで食べても安心な防蟻防腐・防炎処理剤のソウファ【SOUFA】のご提案です。
最近では、ヒノキ、ヒバ(この樹種は白蟻被害を受けないとされてきた)でも食害を受けています。特にヒノキはアメリカカンザイシロアリが好む国産材です。
ホウ酸系防腐防蟻剤SOUFA (ソウファ)は、イエシロアリとヤマトシロアリはもちろん、アメリカカンザイシロアリを死滅させることができます。SOUFAはホウ酸系の水溶液で、研究の末ナノ化に成功しました。
ホウ酸系防蟻剤は日本ではまだ取り扱いが非常に少なくこれから本格的に普及が進んでゆきます。
イエシロアリとヤマトシロアリ、アメリカカンザイシロアリに対する防蟻剤としての効果を実証しています。
アメリカカンザイシロアリへの効果が証明されました。ハワイ州では昔からホウ酸系防蟻剤の使用が義務化され、シロアリ問題は概ね解決しています。ホウ酸系防蟻剤の効果が実証されている分かりやすい事例です。日本でも人体にほとんど影響のないホウ酸系防蟻剤が今後普及する事が見込まれています。
木材へ含浸しやすいのが特徴で、SOUFA(ソウファ)で防腐・防虫・防蟻の効果を発揮します。施工方法は簡単で、刷毛塗り、スプレー塗布、ローラー塗布等の方法にて作業可能です。また毒性も少ない為、軽装での作業が可能です。
ソウファ【SOUFA】はJIS K 1571(2010)「木材保存剤の性能基準及びその試験方法」の性能基準を満たしています。シロアリ以外にもキクイムシ、シバンムシ等にも効果が期待できます。ホウ酸は昆虫に対しては毒となりますが人間に対しては安全です。ホウ素そのものは生命体にとって生体維持の為極微量が必要であるとされています。しかし細胞内のホウ酸濃度が極端に高くなるとエネルギー代謝に異常をきたします。つまり食べた物をエネルギーに変換する事が出来なくなるのです。シロアリやその他不快害虫はホウ酸が体内に入る事で、腸の中に住んでいる共生生物が先に死滅します。するとシロアリは木材のセルロースを自身で分解する事が出来ないので、エネルギーを得る事が出来ずやがて死滅します。
またシロアリ自身のホウ酸濃度も上昇する為2重の効果があるという訳です。
一方哺乳類である人間は腎臓を持っており、ホウ酸は腎臓にて簡単に排出させてしまいます。人間以外にもペットなどでも同じことが言えます。人間やペットに対しては安全でシロアリにはしっかり効果があるのがホウ酸系防蟻剤だと言えるでしょう。
従来の防蟻剤の様に揮発しない事も特徴としてあげられます。無機物で揮発しないのでホルムアルデヒド等の原因にもならず、効果は半永久的に持続します。一般的に不燃液・難燃剤には、臭素系難燃剤・塩素系難燃剤・リン系難燃剤・ホウ素系難燃剤・シリコン系難燃剤・窒素含有化合物等があります。ソウファ【SOUFA】はホウ素系難燃剤(ホウ酸系難燃剤)に分類されます。
SOUFAメカニズムイラスト
ソウファ【SOUFA】は不燃成分と水のみで構成されている為、薬剤導入乾燥後、水分が蒸発し重量増加を最低限に抑える事が出来ます。
※白くなっているところがソウファ【SOUFA】が熱に反応して発泡した個所です。
主にセルロース系材料に対して有効な難燃剤です。その為木材の難燃剤として多く利用されています。
ソウファ【SOUFA】は特殊な技術を利用して生成されたポリホウ酸ナトリウムで、今までのハロゲン難燃剤の代わりとなるものとして期待されています。
ほとんどの難燃剤は酸性かアルカリ性の度数が高く金具などの金属の腐食を速める欠点がありますが、ソウファ【SOUFA】は中性であり、木材や素材等の風合いや香り、色を変える事がなく、合わせて木材へ防蟻防腐効果も付与する事が可能です。
難燃化のメカニズムとしては、ナノ化したソウファ【SOUFA】水溶液が木材等の内部に浸透し、セルロースに定着します。発火の際に有効成分が発泡し、空気と熱を遮断する事で燃焼を防ぎます。樹脂が炭化される事で、その炭化層と発泡層が酸素と熱から内部を保護します。
ソウファ【SOUFA】の難燃性には造膜性、発泡性が利点として機能しています。
薬剤の導入量が従来品よりも少なくて済む為、木材の風合いを維持し易い事も特徴です。
セルロースに対しての相性が極めて良好です。ソウファ【SOUFA】はホウ酸を高濃度に含むので、木材を水溶液に浸けておくだけで、有効成分を大量に木材に導入でき、不燃化・難燃化することができます。ホウ酸の高濃度水溶液は乾燥後、木材の中でナノ化レベルでガラス化します。ホウ素を含む耐熱性ガラスとしてパイレックスガラスが知られていますが、このパイレックスガラスが木材に注入されているイメージです。ソウファ【SOUFA】は加熱すると発泡してガラスの膜を作る性質をもっています。このガラスの膜が木材を包み込んで着火を防ぐという効果もあります。
ホウ酸は水に4%前後しか溶解しないためにこれまでは不燃剤・難燃剤として使用することが困難でした。株式会社SOUFAで開発した特殊な技術でホウ酸系イオン重合体を作ることにより、有効成分を30%以上含む高濃度のホウ酸水溶液を作ることに成功しました。
また粉体品(Bestboron)の製造を開始しています。
これにより樹脂への適用も想定する事が出来るようになりました。ホウ酸難燃剤は新規難燃剤として期待されています。水溶性の材料に関しては相性が良いと考えられます。セルロースとの相性が良く、紙や木材、パルプ等へ適用されています。EVAやウレタン、SBRラテックスにも効果が確認されています。まだ未検証な部分が多い難燃剤ですが大きな可能性を秘めています。
木材との相性が良好な為、セルロースナノファイバー(CNF)等への適用も今後期待ができる分野です。